企画展「コレクション大航海 蝦夷発→異国経由→兵庫行」

 

2024年2月10日(土)~3月17日(日)

 

 

海の向こうにある国や文化、海を越えて行き来する人や物。島国である日本において、海は人や文化がつながり、まじわる場所です。この度の企画展では、古地図、美術、考古・歴史の分野ごとに「海」を共通テーマとしたコレクション展示特別版を開催いたします。
古地図分野からは、長い間その全貌が謎に包まれていた蝦夷地の古地図をご紹介します。大航海時代以降、世界各地の探検家が挑んだ日本北辺測量の軌跡をたどります。美術分野では、江戸時代の異国趣味について取り上げます。絵画・工芸作品にあらわされるエキゾチックな文様やモチーフから、当時の人々の異国への憧れをみていきます。そして考古・歴史分野からは、兵庫津に関する歴史資料をご紹介します。古代より瀬戸内海航路の要所として栄えた兵庫津について捉え直すとともに、港湾都市神戸の源流をたどる機会となれば幸いです。
コレクション展示室ではなかなかご覧いただけない大型の作品や資料も登場します。大海原を渡るように、当館のコレクションをお楽しみください。

 

【開催概要】

会期       2024年2月10日(土曜)~3月17日(日曜)【32日間】

休館日     月曜日 (ただし、2月12日[月曜・振替休日]は開館)、2月13日(火曜) 

開館時間   9時30分~17時30分(展示室への入場は17時まで)

           ただし、金曜、土曜は9時30分~19時30分(展示室への入場は19時まで)

入場料     一般800円(600円) 大学生400円(300円) 高校生以下無料

             ※( )内は30名以上の団体料金

             ※神戸市内在住で満65歳以上の方は、当館券売窓口にて証明書の提示で当日一般料金が半額

             ※障害のある方は障害者手帳などの提示で無料

             ※本展チケットでコレクション展示室もご覧いただけます

主催       神戸市立博物館

 

 

【主な展示品】

 

荒木如元「瀕海ひんかい都城図」 江戸時代、19世紀前期 神戸市立博物館蔵(池長孟コレクション)
荒木如元「瀕海ひんかい都城図」 江戸時代、19世紀前期 神戸市立博物館蔵(池長孟コレクション)
伊能忠敬「伊能小図 北海道」 文政4年(1821)頃 神戸市立博物館蔵(南波松太郎コレクション)
伊能忠敬「伊能小図 北海道」 文政4年(1821)頃 神戸市立博物館蔵(南波松太郎コレクション)
谷文晁「ファン・ロイエン筆花鳥図摸写」 江戸時代、19世紀前期 神戸市立博物館蔵(池長孟コレクション)
谷文晁「ファン・ロイエン筆花鳥図摸写」 江戸時代、19世紀前期 神戸市立博物館蔵(池長孟コレクション)

若林秀岳「(神戸港及兵庫津旧図)」(部分)『神戸覧古』 明治29年(1896)5月 神戸市立博物館蔵
若林秀岳「(神戸港及兵庫津旧図)」(部分)『神戸覧古』 明治29年(1896)5月 神戸市立博物館蔵