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三十三間堂 通し矢

1月12日、京都市の蓮華王院 三十三間堂(京都市東山区三十三間堂廻り)で第60回目となる新春恒例の「三十三間堂大的全国大会(通し矢)」が開催され、晴れ着に袴姿で全国から約1,600名の新成人が集まり、腕を競った。

射場に一列に並んだ参加者は、60m先の直径1mの大的に向かい、次々と矢を放った。

 

通し矢の由来は、鎌倉時代保元年間に始まったとされ、江戸時代になって、徳川三代家光が武士に奨励してから盛んになった。一昼夜(24時間)でお堂の軒下を端から端まで(120m)何本の矢が通ったかを競うものであった。最高記録は1686年の紀州藩士の和佐大八郎が総矢13,053本中8,133本を通したものであるという。

 

質問によくある競技方法とう今回記しておきます。

参加者全員が一手奉射し(2本ずつ引く)、皆中者(2本とも当たった者)より決勝戦を行い、決勝は的を小さく(新成人79cm)して射詰め(的中を続けた者)が優勝となる。新成人の参加資格は初段以上。

 

《インタビュー》

 

浅賀映季さん、小島里緒さん(東京)

大会に出るのが一生の思い出。弓道をやっていて集中力が身に着きました。成人を迎えるにあたり、親に頼らず自立することを考えていきたいです。

 

福島菜緒さん

中高一貫校で中学1年の時からやってきた。今日は本当に射るのを楽しみにしていました。弓道していて集中力はアップしたと思うが、弓道はメンタルで左右され、弱いとすぐ姿に出てしまう。今後も頑張っていきたいと思います。

凛さん、有里さん

 

記念すべき70回目に参加できてよかったです。弓道歴は凜さんが高1から、有里さんは大学から。弓道はスランプがつらい。しかし練習で成果が出るので楽しいです。弓道は個人競技のように思うけど、チームで射る教義でもあるのでチームワークも大切にしたい。

S.Eさん(男)、K.Mさん(女)

 

今日から大人の仲間入り。弓を弾くことにことによって大人の仲間入りができてうれしい。武道に触れて、精神面でも鍛えられるので続けていきたいです。

成人の実感はまだつかめてなかったけど、今日まわりに多くの新成人の方がそろって多く来られているので少しずつ実感が湧いてきました。仲間とのつながりがとても精神面でプラスのなるし、大学ごとでもつながりがあるので楽しく、大事にしていきたいです。

 

 

例年、写真に写られている方のお問い合わせが多いのですが、きれいに撮れてなく申し訳ありませんが、ご本人様のみお渡しします。

名簿ありますので立順の番号で。

またInstagram@trip.kobe等に一部掲載、三十三間堂通し矢のタグつけてます。動画はYouTubeに掲載しています。