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神戸市消防出初式 震災25年 気持ち新たに防災に強い街を!

 

1月5日(日)、神戸メリケンパーク(神戸市中央区波止場町)で、「神戸市消防出初式」が開催され、救命救助や放水の訓練が行われ、防災に強い街づくりを神戸市政のもっとも重要な分野であることを確認し、多くの市民の参画を得て、さらに災害に強い神戸を目指していくことを誓った。

 

式典では、神戸市立鷹匠中学校合唱部による「しあわせ運べるように」の合唱のあと、神戸市消防音楽隊の演奏のもとに部隊観閲が行われ、「未来っ子消防隊防災パレード」が演技のあと、「忘れない、25年前の神戸を、市民みんなでつなげよう、安全で安心なまち神戸」と声高々に安全都市宣言をした。

その後、市民による放水訓練や消防団ポンプ操法披露が行われた。

そして総合訓練が行われ、乗用車4台による多重事故という設定で、まずバイク隊(はちどりネット防災事業者)が事故現状確認や

AED心臓蘇生などの初動救命処置を行い、救急車やヘリコプターによる救助が行われた。

終了には、和太鼓の演奏に合わせて、鳥が羽ばたくように放水する「フェニックス(不死鳥)放水」や海上放水が行われた。

本日集まった市民ら観客は約6,000名、消防隊や関係者約1,000名、消防・救急車両23台、消防団車両10台、事業所車両6台、船舶9隻(内1隻は消防艇)、ヘリコプター2機が参加した。

 

久元喜造市長は、「災害が未然に防がれ、その被害が軽減され、市民生活の安全、安心が確保されていることに対して心から感謝し、災害に強い街づくりを神戸市政のもっとも重要な分野であるとともに、多くの市民らの参画を得て、さらに災害に強い神戸を培っていく」と決意を新たに述べた。