「没後120年 エミール・ガレ展 美しきガラスの世界」
2024年11月22日(金)~12月25日(水)
産業革命を経て、工業化が進む19世紀から20世紀初頭のヨーロッパで花開いた「アール・ヌーヴォー(新しい芸術)」。その中心人物として、ガラス工芸を芸術の域にまで高めたのが、フランスのガラス工芸家エミール・ガレ(1846-1904)です。ドイツ留学後にフランスのマイゼンタールでガラス技術を習得。故郷のロレーヌ地方ナンシーに戻ってからは、父親の事業に加わり、ガラス、陶器の製造管理をはじめ、商品開発やデザインなど芸術的指導を任されます。植物学者でもあったガレは、自然観察、植物学、生物学の知識を活かし、花々や昆虫などの生き物をモチーフに、自然美と生命の輝きをガラス工芸で表現しました。また、ジャポニスム(日本趣味)にも大きな影響を受け、日本美術との出会いにより、鷹や松など日本らしいモチーフをデザインに取り入れ、様々な技法で独自の世界観を創り出しました。1889年、1900年のパリ万国博覧会ではグランプリを受賞し、国際的評価を得、ガレの作品は一躍人気となります。1901年には産業芸術地方同盟(ナンシー派)を設立し、工芸の発展に貢献しました。本展は、没後120年となるガレの偉業を、70点を超える美しいガラス作品で振り返ります。
【開催概要】
●会 期:2024年11月22日(金)~12月25日(水)会期中無休
●会 場:美術館「えき」KYOTO(JR京都駅下車すぐ・ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)
●開館時間:10:00~19:30(入館締切:閉館30分前)
●入館料(税込):一般1,100円(900円)、高・大学生900円(700円)、小・中学生700円(500円)※( )は前売料金。2024年10月12日(土)~11月21日(木)まで前売券販売。販売場所=当館チケット窓口(休館日を除く)、チケットぴあ、ローソンチケット。「障害者手帳」ご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、当日料金より各200円割引。
●主 催:美術館「えき」KYOTO、京都新聞
●監 修:鵜飼敦子(美術史家/ジャポニスム学会理事)
●特別協力:公益在団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
●企画制作:イムラアートギャラリー
【お問合せ】ジェイアール京都伊勢丹 TEL:075(352)1111(大代表) 公式X @ekimuseum
※展示作品やイベント内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。最新情報は同館ホームページをご覧ください。
https://www.mistore.jp/store/kyoto/museum.html