24・25日の両日、うそ(鷽)替え神事が、大阪天満宮で行われている。
うそ替え神事とは、菅原道真公を祭神とする神社でおこなわれる特殊神事である。
菅原道真公は学問・出世の神様であるとともに「正直の神様」と言われ、太宰府天満宮では、道真公が蜂に襲われた時、鷽の大群が飛んできて助かったという故事があるという。
うそ替えは、昨年の罪や穢れを託して送り出し、代わりに今年の幸運を招く金の鷽を交換して当てようとする神事である。
大阪天満宮では「替えましょう、替えましょう、うそを真(まこと)に替えましょう」と言いながら、参拝者同士に神職・巫女も入ってうそのお守りを約15分間、多数の人と交換し合う。
太鼓の音が鳴りやむと終了し、交換中は開封禁止のお守りの封を開け、中に金の鷽、また銀、木、土の鷽が入っていたら、さらに幸運を招くという。
お守りを開封されると多くの歓声が上がった。
大阪天満宮では、1月24日(宵宮祭)25日の初天神の両日で行われ、1,000人を超す方々が参加している。
(記事:佐伯浩道)