特別陳列 お水取り
2025年2月8日(土)~3月16日(日)
東大寺二月堂の「お水取り」は、正しくは「修二会」といい、二月堂本尊の十一面観音菩薩に対して、2週間にわたって過ちを懺悔し、除災招福を祈る法要です。天平勝宝4年(752)に実忠和尚によって始められたといわれ、「不退の行法」として一度も絶えることなく勤め続けられてきました。
奈良国立博物館の特別陳列「お水取り」は、お水取り(修二会)が行われる期間(毎年3月1日~14日)にあわせて開催される恒例の行事です。修二会は基本的に非公開の行法であるため、一般にはうかがい知れない神秘性を多く含んでおり、その複雑な行法は長い歴史の中で徐々に形成され、多様な宗教・文化の歴史が織り込まれています。本展を通じて、この掛け替えのない儀礼への理解を深め、その尽きせぬ魅力を感じ取っていただければ幸いです。
開催概要
会 期:令和7年(2025)2月8日(土)~3月16日(日)
会 場:奈良国立博物館 西新館
休館日:2月10日(月)・17日(月)・25日(火)
開館時間:午前9時30分~午後5時
※東大寺二月堂お水取り(修二会)期間中の3月1日~11日・13日・14日は午後6時まで、3月12日(籠松明の日)は午後7時まで開館。
※入館は閉館の30分前まで
観覧料金
一般 700円
大学生 350円
※高校生以下および18歳未満の方、満70歳以上の方、障害者手帳またはミライロID(スマートフォン向け障害者手帳アプリ)をお持ちの方(介護者1名を含む)は観覧無料。
※高校生以下および18歳未満の方と一緒に観覧される場合、子ども1名につき、同伴者2名まで一般100円引き、大学生50円引き。
※この観覧料金で、同時開催の名品展「珠玉の仏教美術」(西新館)・「珠玉の仏たち」(なら仏像館)・「中国古代青銅器」(青銅器館)もご覧になれます。
主 催:奈良国立博物館、東大寺、NHK奈良放送局、仏教美術協会
特別支援:DMG森精機
公開講座
◉「声明稽古の進めかたとは」
■日時:令和7年(2025)2月15日(土)午後1時30分~午後3時(午後1時開場)
■講師 : 狹川 普文 師(東大寺長老・東大寺総合文化センター総長)
■会場:奈良国立博物館 講堂
■定員:180名(事前申込制)
■料金:聴講無料(展覧会観覧券等の提示は不要です)
■申込方法:当館ウェブサイト「講座・催し物」→「公開講座」申込フォームより必要事項をご入力の上、お申し込みください(WEB申込のみとなります)。
■受付期間:1月20日(月)午前10時~2月3日(月)午後5時
■参加証の送付
申込者全員へ2月27日(金)までにメールにて抽選結果をお送りします。当選メールが参加証となりますので、メールの画面、または印刷したものを当日必ずご提示ください。
ご注意
※お1人様1つメールアドレスをご用意の上、ご応募ください。
※応募はお1人様1回でお願いいたします。
※参加証で展覧会場に入場することはできません。
※当選者にキャンセルが発生した場合、繰り上げ当選連絡を行います。繰り上げ当選者にのみ、講座の3日前までにご連絡いたします。当選結果についてのお問い合わせはご遠慮ください。